書誌情報
論題:経営耕地の集積の動向とその課題
12.11.01[ 更新12.11.09 ]
- タイトル
- 経営耕地の集積の動向とその課題
- 要旨
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2010年センサスでは、販売農家の大幅な減少にも関わらず、経営耕地面積の減少はそれ以前に比べ緩やかで、耕作放棄地面積もほぼ横ばいで推移した。ただし、大規模経営体への集積には地域別に大きな格差がみられた。
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この背景には圃場条件や集落機能等の違いがあるとみられ、今後も集積が全国で一律に進むことは難しいとみられる。試算でも比較的集積が進む地域と集積が遅れる地域では、集積割合に2030年時点で2 ~ 3 倍の格差が生じる結果となった。
条件不利地域を含め、地域農業及び農村社会の維持を図るには、農地集積と並行して、農業経営の多角化や直接所得補償制度の拡充等、地域の持続性に配慮した多様な取組みが必要とみられる。 - 刊行年月日
- 2012年11月01日
- 著者/
研究者紹介 -
内田 多喜生 (ウチダ タキオ) :調査第一部 主席研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2012年11月号 第65巻 第11号 通巻801号 2 ~ 13ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/4510.html