書誌情報
論題:個人リテール金融の見通し――農協をとりまく情勢――
12.12.28[ 更新12.12.28 ]
- タイトル
- 個人リテール金融の見通し――農協をとりまく情勢――
- 要旨
-
2000年代以降の日本の個人リテール金融市場は、公的金融機関の低下したシェアを民間金融機関が奪う構図であった。しかし近年では、公的金融機関のシェア低下に歯止めがかかる兆しがある一方、家計金融資産や住宅ローンは伸び悩んでおり、競争が激化しつつある。そのようななか金融機関は、高齢者優遇や住宅ローン金利の引下げ、ダイレクトチャネルの活用等で利用者の囲い込みを図っている。今後は市場規模の頭打ちや縮小が見込まれ、競争はさらに熾烈になる見通しである。
VIEW MORE CLOSE
利用者に選ばれるため、金融機関は高齢者の金融サービスへのアクセス改善や、マルチチャネル戦略の一層の強化などを進めるだろう。いずれにせよ、利用者の身になって金融サービスを再考することが重要になると思われる。
- 刊行年月日
- 2013年01月01日
- 著者/
研究者紹介 -
髙山 航希 (タカヤマ コウキ) : リサーチ&ソリューション第1部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2013年01月号 第66巻 第1号 通巻803号 22 ~ 33ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協信用事業
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/4589.html