書誌情報
論題:未利用材の供給不足が懸念される木質バイオマス発電――地域別需給推計と展望――
14.06.01[ 更新14.11.06 ]
- タイトル
- 未利用材の供給不足が懸念される木質バイオマス発電――地域別需給推計と展望――
- 要旨
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全国各地で木質バイオマス発電所の建設に向けた動きがみられ,2012年7月以降に稼働もしくは計画が発表された発電所は81件に上る。発電所による燃料用の未利用材需要が,全国でどれほど見込まれるのか地域別に推計した結果,少なくとも全国で427万トンの需要が発生すると推計された。
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しかし,未利用材の供給可能量は現状401万トンであり26万トンの需要を満たせない。なかでも,中部地方,四国地方,九州地方で未利用材が不足する可能性がある。素材生産量増加の見通しからは,未利用材の供給不足懸念が今後も解消される見込みはなく,発電所が燃料不足を回避するためには,未利用材以外の材を使う以外に解決策はない。輸入チップやPKS(パームヤシ殻),もしくは製材や合板向けの国産材で代用されるであろう。 - 刊行年月日
- 2014年06月01日
- 著者/
研究者紹介 -
安藤 範親 (アンドウ ノリチカ) : リサーチ&ソリューション第2部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2014年06月号 第67巻 第6号 通巻820号 2 ~ 16ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):環境
- 第二分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):林業
- キーワード
- 木質バイオマス発電,未利用材,FIT,固定価格買取制度,丸太輸出
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5258.html