書誌情報
論題:オストロムのコモンズ論からみた水産資源管理のあり方
14.08.28[ 更新17.04.20 ]
- タイトル
- オストロムのコモンズ論からみた水産資源管理のあり方
- 要旨
-
水産資源をはじめとするコモンズの管理は国家あるいは市場で行うべきという議論がある。特に理論やモデルを重視する論者は自主的な資源管理の取組みを軽視する傾向がある。
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しかしコモンズについて研究を進めたエリノア・オストロムはモデルを重んじる資源経済学者らに対しゲーム理論を用いて自主的な管理が有効な方法の一つであることを示した。
この過程のなかでオストロムはコモンズの悲劇など過度に抽象化されたモデルにより政策を決定することの危険性も指摘した。このようなオストロムの主張は日本の水産資源管理政策でも踏まえるべき重要な視点が数多く含まれている。
- 刊行年月日
- 2014年09月01日
- 著者/
研究者紹介 -
田口 さつき (タグチ サツキ) : リサーチ&ソリューション第2部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2014年09月号 第67巻 第9号 通巻823号 52 ~ 63ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):水産業
- キーワード
- コモンズ,自主管理,ゲーム理論,環境環境,漁業
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5344.html