書誌情報
論題:消費構造変化と農協の青果物販売事業――産地の販売力の強化に向けて――
14.08.28[ 更新14.08.29 ]
- タイトル
- 消費構造変化と農協の青果物販売事業――産地の販売力の強化に向けて――
- 要旨
-
農業経営環境が厳しくなっていることを背景に,農協の販売力への生産者の期待が高まっている。
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本稿で取り上げた青果物では,消費量は長期的に減少するなかで,外部化,周年化や購入単価の幅の拡大といった消費の質の変化がみられる。一方,産地では,青果物の供給を担う大規模生産者と地域を支える小規模生産者が併存している。
本稿では,消費や産地の変化に対応した販売事業を展開する3つの農協の事例を取り上げた。事例では,消費の変化を捉えて青果物の価値を産地の交渉力強化に結びつけている。
販売力強化には,農業経営の方向性に応じた生産者の組織化,価値を交渉力に結びつけるための職員の専門性の向上,情報発信力の強化,鮮度保持機能が重要となることを事例は示唆している。 - 刊行年月日
- 2014年09月01日
- 著者/
研究者紹介 -
尾高 恵美 (オダカ メグミ) : リサーチ&ソリューション第1部 リサーチ&ソリューション第1部長、主席研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2014年09月号 第67巻 第9号 通巻823号 2 ~ 15ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 第二分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- キーワード
- 食の外部化,カット野菜,焼き芋,国産レモン,契約取引
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5348.html