書誌情報
論題:農協における青果物集出荷施設の運営コスト削減――共同利用の拡大による季節性の克服に注目して――
16.01.29[ 更新16.01.29 ]
- タイトル
- 農協における青果物集出荷施設の運営コスト削減――共同利用の拡大による季節性の克服に注目して――
- 要旨
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農協の青果物集出荷施設は,地域農業の維持と効率的な流通に不可欠となっている。しかし,施設は老朽化が進んでおり,更新が必要な状況である。また,施設運営の採算性は悪く,農業関連事業の赤字要因となっている。農業者にとってはコストである施設利用料の低減,農協にとっては施設の採算性確保が課題となっており,コスト削減のための工夫が求められている。
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本稿では,施設の共同利用の拡大によって季節性の制約を克服し,操業期間を長期化している取組みに注目した。先進的に取り組んでいる農協では,品目や農協を超えて1 つの集出荷施設を共同利用することにより,操業期間を伸ばし,規模の経済性を発揮させてコスト削減に成功している。同時に,共同利用における公平性や透明性を高めつつ,参加者間の関係性強化の取組みによって,合意と結集を図っている。 - 刊行年月日
- 2016年02月01日
- 著者/
研究者紹介 -
尾高 恵美 (オダカ メグミ) :調査第一部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2016年02月号 第69巻 第2号 通巻840号 17 ~ 31ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 第二分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- キーワード
- 農業関連事業,共同利用施設,選果・選別,老朽化,流通コスト,農業所得増大
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5909.html