書誌情報
論題:指定生乳生産者団体制度のあり方をめぐる論点整理
16.11.30[ 更新16.11.30 ]
- タイトル
- 指定生乳生産者団体制度のあり方をめぐる論点整理
- 要旨
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バター不足問題を引き金に,2015年秋より規制改革会議において指定団体制度の改革に関する議論がなされている。しかし,制度自体が複雑な構造であること,議論をリードしてきた規制改革会議の意見の内容も時々でポイントが異なることなどから,示されている意見の内容では改革の焦点が判然としないという印象を受ける。
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そこで本稿では,生乳取引の特徴,指定団体やその機能の法制度上の位置づけを整理したうえで指定団体制度の変遷をトレースし,制度のあり方の検討に向けた論点整理を行った。
指定団体制度は,導入から現在までの酪農・乳業の市場構造の変化のなかで指定団体に出荷する生産者が増加してきた経緯があり,その中長期的な変化のうえに,現在の需給調整や価格交渉の実態がある。制度のあり方を検討するうえでは,議論の参画者が法制度とその実態の両面において,正確な事実認識を共有することが重要である。 - 刊行年月日
- 2016年12月01日
- 著者/
研究者紹介 -
小針 美和 (コバリ ミワ) :調査第一部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2016年12月号 第69巻 第12号 通巻850号 2 ~ 20ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- 第二分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- キーワード
- 指定団体制度,需給調整,全量無条件委託,指定生乳生産者団体,乳業,規制改革
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/6204.html