書誌情報
論題:JAの自己改革の特徴と課題─単位農協における農業振興を中心に─
18.01.31[ 更新18.09.11 ]
- タイトル
- JAの自己改革の特徴と課題─単位農協における農業振興を中心に─
- 要旨
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政府から求められているJAの自己改革は,①農産物の有利販売,②生産資材の有利調達,③経済事業への人的資源等のシフトである。JAで実践されている自己改革は,これらを含むのは当然であるが,それとともに,多様な組合員が考え,かつ組合員が主役となって実行するという点で組合員主体という特徴を持つ。また,多様な組合員と地域農業の実態およびその変化を踏まえているため,改革の対象,分野,期間とも幅広く,多様である。協同組合の特性を発揮した自己改革が進められているといえるだろう。
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しかし,農林水産省のアンケートによれば,自己改革の実行状況についてのJAと認定農業者の認識には差がある。また自己改革の成果は,データを把握することが難しい,成果を出すには長期的な取組みが必要であるなど,示すことが難しいものもある。行政,国民,そして組合員に対して,自己改革の取組みとその成果を示し,伝えていく一層の努力が必要である。 - 刊行年月日
- 2018年02月01日
- 著者/
研究者紹介 -
斉藤 由理子 (サイトウ ユリコ) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 特別理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2018年02月号 第71巻 第2号 通巻864号 32 ~ 49ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 第二分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/6993.html