書誌情報
論題:中国養豚産業の構造変化とICTを利用した農家の経営支援
19.04.01[ 更新19.04.04 ]
- タイトル
- 中国養豚産業の構造変化とICTを利用した農家の経営支援
- 要旨
-
中国は世界の豚のほぼ半数を飼育している「養豚大国」だが、その主体は長く零細農家の庭先養豚であり、病害、低品質など多くの問題を抱えていた。21世紀に入って、養豚専業農家と養豚への大企業の参入でようやく構造変化が始まった。
VIEW MORE CLOSE
2010年頃から飼料業界の競争が激化し、飼料大手は生き残りのため、養豚専業農家へ多様なサービスを提供して、自社飼料の利用シェアを確保しようとしている。養豚農家もその経営効率向上のためにこうした企業のサービスを利用してスケールメリットを獲得する動きが活発化している。
企業サービスのなかで本稿で紹介する農信互聯の「豚ネット」は、ICTやビッグデータ技術を活用して、ボトムアップ的な方式で養豚農家のニーズに応えながら、養豚管理や購買販売および金融を含む総合的サービスを提供するプラットフォーマーへと進化してきた事例であり、中国の養豚産業の新たな姿の一つとして体現しつつある。 - 刊行年月日
- 2019年04月01日
- 著者/
研究者紹介 -
阮 蔚(Ruan Wei) (ルアン ウエイ) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 リサーチ&ソリューション第1部 理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2019年04月号 第72巻 第4号 通巻878号 2 ~ 18ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):海外農業
- キーワード
- スマート養豚,信用度評価,プラットフォーム,ネット決済,ビッグデータ,養豚業のデジタル化
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/7498.html