書誌情報
論題:再生可能エネルギーと内発的発展─SDGsと協同組合の視点を交えて─
20.02.28[ 更新20.02.28 ]
- タイトル
- 再生可能エネルギーと内発的発展─SDGsと協同組合の視点を交えて─
- 要旨
-
再生可能エネルギー(再エネ)を活用して地域内で経済循環を促し内発的発展につなげている事例が認められる。そこに再エネに取り組む意義を見いだせるが、本稿の問題意識は“同じ再エネでもなぜ地域によって根づくものとそうでないものがあるのか”にある。それを近年の再エネを巡る情勢を踏まえ、とりわけSDGsの考え方を採用しながら、実践事例をもとに内発的発展に資する再エネ活用のありようを考察する。また、実施主体となっている協同組合との親和性についても指摘したい。
VIEW MORE CLOSE
再エネが根づいている地域では、地域資源(自然資本)があるだけでは不十分で、地域の人々の主体的な参加と関係性(社会関係資本)が醸成されていることが基盤となっている。そこでは単に経済的・経営的に再生産が可能ということにとどまらず、環境面や社会面での課題に取り組んでいる。それには「経済×環境×社会」的課題の同時解決のアプローチにより、外部経済を十分に意識し、様々なステークホルダーを包摂することが重要である。 - 刊行年月日
- 2020年03月01日
- 著者/
研究者紹介 -
河原林 孝由基 (カワラバヤシ タカユキ) :基礎研究部 主席研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2020年03月号 第73巻 第3号 通巻889号 26 ~ 46ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- キーワード
- 再生可能エネルギー,内発的発展,SDGs,協同組合,社会関係資本,パートナーシップ
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/7904.html