書誌情報
論題:森林組合の経営は過去10年でいかに変化したか─森林組合アンケート調査の財務時系列分析─
20.10.01[ 更新20.10.01 ]
- タイトル
- 森林組合の経営は過去10年でいかに変化したか─森林組合アンケート調査の財務時系列分析─
- 要旨
-
森林組合の経営は過去10年間でどのように変化したのだろうか。当社では、毎年森林組合へのアンケート調査を実施している。第23回(2010年度)から第32回(19年度)までの結果から10年間継続してデータが取得可能な全国72の森林組合を対象に、販売、加工、森林整備の3 事業の収益や利益率がどの程度変化しているかを組合員数別および収益構成の特徴別に類型化し分析した。
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その結果、いずれの類型においても、森林組合の利益獲得に最も貢献している森林整備事業の収益が減少傾向にあった。一方で、素材生産量の拡大により販売事業の収益が高まっていた。木材需要や木材価格は経済変動に伴って変化する。販売事業の収益構成比に占める割合の高まりは、森林組合の経営を景気の影響を受けやすい体質に変容させている。 - 刊行年月日
- 2020年10月01日
- 著者/
研究者紹介 -
安藤 範親 (アンドウ ノリチカ) :基礎研究部 主事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2020年10月号 第73巻 第10号 通巻896号 2 ~ 14ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):森林組合
- 第二分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):林業
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/8138.html