書誌情報
論題:農協経営の回顧─2000年度以降の動向と18年度の位置づけ─
20.11.02[ 更新23.11.22 ]
- タイトル
- 農協経営の回顧─2000年度以降の動向と18年度の位置づけ─
- 要旨
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本稿では、2018年度を中心に、00年度以降の農協経営を概観した。00年度以降の農協経営は、事業総利益の減少を上回る事業管理費の削減により事業利益を維持してきた。18年度は、事業総利益は横ばいだったが、事業管理費の減少により、事業利益を確保した。
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部門別事業損益については、農業関連事業、生活その他事業、および営農指導事業の赤字を、信用事業と共済事業の黒字で補う構図が、部門別損益の集計が開始された04年度以降続いている。とくに近年は、信用事業への依存度が高まっている。預け金は10年代の資金利益の増加を通じて信用事業総利益の増加に寄与してきた。しかし、貯金・預け金利ざやは縮小すると見込まれている。このため、農業関連事業と生活その他事業の損益改善が急務といえよう。 - 刊行年月日
- 2020年11月01日
- 著者/
研究者紹介 -
尾高 恵美 (オダカ メグミ) :調査第一部 主席研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2020年11月号 第73巻 第11号 通巻897号 2 ~ 16ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- キーワード
- 組合員,資金運用構成,買取販売,部門別損益,資金利益,販売手数料
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/8177.html