書誌情報
論題:米国沖合の水産資源管理制度
20.11.30[ 更新23.11.22 ]
- タイトル
- 米国沖合の水産資源管理制度
- 要旨
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マグナソン・スティーブンス法は、米国沖合の水産資源管理の根拠法である。同法により、排他的経済水域の水産資源を主管するのは商務省とされているが、具体的な資源管理の方法を議論する場は水産資源管理委員会である。同委員会は水産資源管理計画を策定するが、その際に同法の国家基準を踏まえなければならない。
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国家基準には、最適生産量の達成や過剰漁獲の防止という目的だけでなく、権利の付与の際などの差別的取扱いの禁止や水産資源に依存する共同体への配慮などが含められている。
同法が1976年に制定されて以来、多くの論争が続いているが、2016年の国家基準の指針の見直しや同法の改正案からは、科学者の知見を踏まえながらも、水産資源管理の方法に柔軟性を持たせ、より現実的な管理へと踏み出そうとする意図がうかがえる。 - 刊行年月日
- 2020年12月01日
- 著者/
研究者紹介 -
田口 さつき (タグチ サツキ) :基礎研究部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2020年12月号 第73巻 第12号 通巻898号 38 ~ 51ページ - 掲載コーナー
- 外国事情
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):水産業
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/8211.html