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書誌情報

論題:デジタル化で近接性を高めようとする欧州の金融機関

21.03.31[ 更新23.11.22 ]

タイトル
デジタル化で近接性を高めようとする欧州の金融機関
要旨

本稿では、欧州の3つの金融機関の事例から、デジタル技術を活用することで利用者との近接性を高めようとする施策を分析した。
ドイツのDZバンクは消費者金融の申込みに際してアドバイザーが家計診断をするサービスで、フランスのクレディ・アグリコルは顧客の資産形成を職員がアドバイスするサービスで、デジタル技術を活用している。ベルギーのKBCは店舗やオンラインを含む各チャネルで得た顧客や取引の情報を相互に利用するオムニチャネル戦略を進めていた。
いずれもデジタル技術によって、店舗職員と顧客のコミュニケーションを効率化・高度化し、サービスを顧客個別にカスタマイズして提供することで、近接性を高めようとしていることを確認できた。将来的には一層デジタルチャネルに比重が移っていく可能性があるため、店舗に加えてデジタルチャネルも高度化できれば、近接性をさらに高められよう。

刊行年月日
2021年04月01日
著者/
研究者紹介
髙山   航希 (タカヤマ コウキ) : リサーチ&ソリューション第1部   主任研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2021年04月号 第74巻 第4号 通巻902号  2 ~ 12ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2021/04/
第一分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):海外金融
第二分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):海外協同組織金融機関
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n2104re1.pdf  726.5KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/8373.html