農林中金総合研究所

当研究所では、森林組合の事業や経営の動向、当面する諸課題などを適時・的確に把握し、森林組合系統の今後の事業展開に資することを目的として、森林組合アンケート調査を毎年実施している。対象組合は全国各地の百組合前後であり、継続的に回答していただいている。
本稿は、2022年２～３月に実施した「第34回森林組合アンケート調査」の結果から、「調査対象組合の概況」に加え、19年度からの継続調査項目である「森林経営管理制度と森林環境譲与税」への対応状況および、21年に発生した「ウッドショックの組合事業への影響」について紹介する。また、調査結果の分析の深化・補強等を図るためアンケート完了後の22年４～５月に東北、近畿地方の数組合に対し現地ヒアリング調査を実施しており、適宜参照する。