書誌情報
論題:コロナ禍以降のマクロ経済における注目点─マクロ経済レジームと債務の安定性について―
23.07.31[ 更新23.11.24 ]
- タイトル
- コロナ禍以降のマクロ経済における注目点─マクロ経済レジームと債務の安定性について―
- 要旨
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2020年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、経済を下支えする観点から世界的に財政政策と金融政策が積極的に活用された。それらが一因となり、現在は高インフレの継続が問題化している。コロナ禍以降のマクロ経済は、インフレ率、債務残高・GDP比率、中央銀行BS・GDP比率のいずれもが上昇したという特徴が挙げられ、政府債務の安定性についての懸念が深まり、中央銀行が金融引締めを実施する際の困難さが増したと思われる。
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こうした背景のもと、本稿の前半ではマクロ経済体制(レジーム)についての整理を行い、財政政策とインフレ率の関係について考察する。後半では、今後も自然利子率の低位安定が継続すると見込まれることから、政府の債務コストがすう勢的な名目経済成長率を下回る環境での政府債務の安定性について考察する。 - 刊行年月日
- 2023年08月01日
- 著者/
研究者紹介 -
佐古 佳史 (サコ ヨシフミ) :リサーチ&ソリューション第1部 研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2023年08月号 第76巻 第8号 通巻930号 2 ~ 14ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):海外経済
- キーワード
- インフレ率,債務残高,債務の安定性,バランスシート,財政赤字,プライマリーバランス
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9431.html