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書誌情報

論題:酪農の温室効果ガス排出削減における酪農協系乳業メーカーの役割―アーラフーズ社とフォンテラ社を事例に―

23.12.29[ 更新23.12.28 ]

タイトル
酪農の温室効果ガス排出削減における酪農協系乳業メーカーの役割―アーラフーズ社とフォンテラ社を事例に―
要旨

酪農畜産では環境負荷軽減が強く求められている。畜産物の生産に多くの飼料を必要とするため、他の農業部門と比べても、温室効果ガスをはじめ各種の環境負担源の削減が重要とされる。一方、酪農畜産への環境規制が強化されると、生産者の社会経済的な地位は危うくなり、離農は増え、食料の安定供給の土台が揺らぐ恐れもある。
各種の制度を市場における「ゲームのルール」とするならば、現在はサステナビリティ強化の方向へ試合の作法は変わってきている。そのなかで農協は、新たな戦術を練り、生産から流通までのチームが機能を発揮するように苦心している。こうしたルールチェンジには、産業革命以来、農協は直面してきたし、今回も社会経済的なコンフリクトを乗り越えて発展することが期待される。
生乳は腐敗しやすいため、生産者の組織化が進んでいる。温室効果ガス排出削減という難題に対し、農協のもつ役割を検証しやすい酪農分野で、酪農協系乳業メーカーの取組みをみてみよう。

刊行年月日
2024年01月01日
著者/
研究者紹介
小田   志保 (オダ シホ) : リサーチ&ソリューション第2部   主任研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2024年01月号 第77巻 第1号 通巻935号  15 ~ 29ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2024/01/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):環境
第二分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):海外協同組合
キーワード
酪農乳業,温室効果ガス,炭素税,営農指導,酪農協
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n2401re2.pdf  841.4KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9541.html