書誌情報
論題:金融機関による農業セクターの脱炭素対応
24.01.31[ 更新24.01.30 ]
- タイトル
- 金融機関による農業セクターの脱炭素対応
- 要旨
-
人間による温室効果ガス(GHG)の排出は、平均気温の上昇や様々な災害のリスクを高めている。農業セクターは世界のGHG排出量の1/5から1/4を占めており、排出量削減の必要性が高いと考えられる。
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一方、金融機関のなかには、サプライチェーン排出量の考え方に基づき、投融資先の排出量削減を目指すものが増えており、農業セクター向け投融資において削減目標を設定する金融機関も現れている。また、目標設定をしているかどうかに関わらず、取引先支援の一環として、投融資先の排出量削減を支援する金融機関が増えており、農業生産者向けにも様々な支援メニューが提供されている。具体的には、サステナビリティ金融商品を農業生産者に融資する等の金融支援のほか、カーボンクレジットの販売等の非金融支援が行われている。
課題として、農業セクターの排出量の測定・推計方法に改善の余地が大きいことや、生産者への動機付け方法が挙げられる。 - 刊行年月日
- 2024年02月01日
- 著者/
研究者紹介 -
髙山 航希 (タカヤマ コウキ) :リサーチ&ソリューション第1部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2024年02月号 第77巻 第2号 通巻936号 2 ~ 13ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):海外経済
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- キーワード
- 気候変動対応,農業金融,金融仲介機能,脱炭素
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9565.html