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論題:カルシウム摂取量と水産物の関係

24.01.31[ 更新24.01.30 ]

タイトル
カルシウム摂取量と水産物の関係
要旨

本稿は、日本人に不足しがちなカルシウムについて水産物との関係をみた。まず、「国民健康・栄養調査」で長期的推移をみたところ、水産物の消費減少がカルシウム摂取量の減少につながっていることがわかった。
次に、直近のデータから、年齢別カルシウム摂取の特徴と食品群の摂取状況をみたところ、カルシウムが不足する層は、朝は欠食が多く、食事に占める肉類の割合が高いことがわかった。
さらに、加齢とともに食の嗜好が変化することが、カルシウム不足の解消につながるかを確認したところ、むしろ、幅広い年齢層で魚介類の摂取量の減少と肉類の摂取量の増加が起こっていたことがわかった。若い世代の食生活を考慮すると、カルシウム不足が解消されることは考え難い。

刊行年月日
2024年02月01日
著者/
研究者紹介
田口   さつき (タグチ サツキ) : リサーチ&ソリューション第2部   主任研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2024年02月号 第77巻 第2号 通巻936号  14 ~ 24ページ
掲載コーナー
情勢
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2024/02/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):食品・フードシステム
第二分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):水産業
キーワード
水産物消費,魚食,カルシウム不足,カルシウム摂取量,和食,干物
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n2402jo1.pdf  917.4KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9566.html