書誌情報
論題:農協の意思反映システムの変化―多様な組合員、ステークホルダーの声を活かす―
24.02.29[ 更新24.03.11 ]
- タイトル
- 農協の意思反映システムの変化―多様な組合員、ステークホルダーの声を活かす―
- 要旨
-
農家の高齢化・減少、組合員の多様化など環境が大きく変化するなか、多様な組合員等の意見や要望を反映するよう、農協の意思反映システムは変化している。
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総代や役員の選出枠に女性枠、青壮年部枠などを設ける農協の割合は上昇し、准組合員の意思反映の仕組みを導入する農協も増加している。意思反映の仕組みを設けるだけでなく、組合員が意見・要望を出しやすくする配慮をし、その意見を実際に農協の事業等に反映させたことを広報誌等で組合員に報告することも行われている。さらに、社会的課題の解決に向けて、農協は消費者や地域住民という多様なステークホルダーとの連携にも取り組んでいる。
このように、多様な組合員やステークホルダーの意見や要望を事業や活動に反映することが農協の強みの一つである。環境の変化への柔軟で適切な対応を可能にし、農協が目標とする地域農業の振興や地域の活性化にも寄与することを期待したい。 - 刊行年月日
- 2024年03月01日
- 著者/
研究者紹介 -
斉藤 由理子 (サイトウ ユリコ) :役員・理事長・顧問・理事研究員 等 特別理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2024年03月号 第77巻 第3号 通巻937号 2 ~ 23ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 第二分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- キーワード
- 有機農業,農村RMO,集落組織,組合員制度
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9577.html