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書誌情報

論題:観光まちづくり組織による複数のプラットフォームを通じた農泊の展開

24.06.28[ 更新24.06.28 ]

タイトル
観光まちづくり組織による複数のプラットフォームを通じた農泊の展開
要旨

2017年度から農林水産省が開始した農泊推進対策では、多様な関係者を構成員とする「地域協議会」が実施主体になることが応募条件となっており、こうした「プラットフォーム」を中心とした農泊の取組みの展開が目指されている。
しかしながら、農泊推進対策が始まって8年目を迎えた今、地域協議会自体の持続性や観光まちづくりという新たな課題への対応が求められている。これらの課題に対しては、プラットフォームの参画者や目的の見直し、あるいは新しいプラットフォームの創出が重要であるとみられる。
そこで本稿では、宮城県仙台市太白区秋保地区と北海道二海郡八雲町の2つの農泊地域における観光まちづくり組織の取組事例から、同じ農泊地域内での複数のプラットフォームの展開に注目した。そこから、観光まちづくり組織とプラットフォームの関係、およびプラットフォームの特徴を整理した。
2事例から、観光まちづくり組織が複数のプラットフォームに関わることの意義として、①農泊の地域協議会のみでは達成できない地域課題の解決を複数のプラットフォームを通して実践できること、②より機動性の高い新たなプラットフォームの構築、③プラットフォーム間の相互性の発揮の3点にあると考察した。

刊行年月日
2024年07月01日
著者/
研究者紹介
佐藤   彩生 (サトウ サキ) : リサーチ&ソリューション第1部   主事研究員 研究員紹介を見る
寺林   暁良 (テラバヤシ アキラ) : 北星学園大学 准教授
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2024年07月号 第77巻 第7号 通巻941号  2 ~ 18ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2024/07/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):国内農業
キーワード
農泊,プラットフォーム,観光まちづくり,グリーン・ツーリズム,農村振興,地域課題解決
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n2407re1.pdf  817.1KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9673.html