書誌情報
論題:協同組合理解の枠組みの拡大―国際協同組合年との関連で―
24.10.31[ 更新24.10.30 ]
- タイトル
- 協同組合理解の枠組みの拡大―国際協同組合年との関連で―
- 要旨
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欧米における近年の協同組合に関する研究書等においては、協同組合をエコシステム(生態系)として認識したり、biosocial sciences(生物社会科学)から評価する見方があるとするものなど、従来みられなかった枠組みから協同組合を理解する動きがあり、それは2025年の国際協同組合年に関連する国連文書にも及んでいる。本稿では、そういった欧米における協同組合理解の枠組み拡大の背景には、進化論を基礎とした生物学の発展が人間観に大きな影響を与えて様々な学問分野において認識の再検討が促されているという大きな流れがあること、そしてそれが協同組合理解にポジティブな影響を与えていることを論じている。また国際機関等で広まっている社会的連帯経済としての協同組合という考え方についても、そういった枠組みから議論を深めることによって協同組合の社会的役割をより明確にすることにつながる概念として論じている。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2024年11月01日
- 著者/
研究者紹介 -
小野澤 康晴 (オノザワ ヤスハル) :役員・理事長・顧問・理事研究員 等 理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2024年11月号 第77巻 第11号 通巻945号 2 ~ 18ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):その他
- キーワード
- 国際協同組合年,エコシステム,進化,向社会性,オストロム,社会的連帯経済
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9750.html