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書誌情報

論題:農泊地域の地域おこし協力隊の役割と定着に関する考察―岐阜県中津川市加子母地区と宮城県栗原市の事例から―

25.04.30[ 更新25.04.28 ]

タイトル
農泊地域の地域おこし協力隊の役割と定着に関する考察―岐阜県中津川市加子母地区と宮城県栗原市の事例から―
要旨

農泊の地域協議会の運営や活動の継続において人材不足が全国的な課題となるなか、地域おこし協力隊(以下、協力隊)の農泊地域での活用が期待されている。本稿では、農泊地域での協力隊の活用における示唆を得るため、岐阜県中津川市加子母地区と宮城県栗原市の農泊地域の協力隊を事例に、農泊地域での協力隊の役割、および協力隊の定着に求められる要点について考察を行う。分析にあたり、協力隊の活動の経過や農泊地域の状況、任期中の活動と任期後の業務との関係性に着目した。
結果から、農泊地域における協力隊の役割は、①農泊の活動のコアメンバーに不足するスキルの補完、②農泊の活動への地域住民の巻き込み、③協力隊の探索的活動を生かした中核法人の事業の補強、④協力隊を介した新たな外部人材の獲得の4点が考察された。また、協力隊の定着に求められる要点は、①協力隊の受入団体が任期後の協力隊の就労ビジョンを持っていること、②地域住民と協働する意思のある協力隊を受入団体が見極め、任用することの2点であると考えられた。

刊行年月日
2025年05月01日
著者/
研究者紹介
佐藤   彩生 (サトウ サキ) :リサーチ&ソリューション第1部   主事研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2025年05月号 第78巻 第5号 通巻951号  2 ~ 21ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2025/05/
第一分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):農村漁村
キーワード
地域おこし協力隊,農泊,グリーン・ツーリズム,外部人材,スキル,協働
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n2505re1-1.pdf  1.6MB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9887.html