書誌情報
論題:銀行の資本増強をめぐる動向について
09.07.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 銀行の資本増強をめぐる動向について
- 要旨
-
2007年夏のサブプライム危機を端緒とする今次金融危機によって、
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巨額の評価損失を被っている銀行は、財務基盤の毀損を回避するため資本調達を推し進めている。
このような状況下、2009年5月に米国で大手銀行持株会社19社のストレステスト(資産査定)
の結果が公表された。対象19社のうち10社が資本不足であると指摘され、
2009年11月までに10社総計で746億ドルの資本増強実施が必要とされた。
一方、本年4月のIMFのレポートによれば、欧州の銀行の方が、
米国の銀行よりも資本の状況は深刻と言える。
日本でも、欧米の動きを受けて、銀行の大型増資の公表が相次いでいる。
多方面に影響を及ぼすであろう銀行の資本増強の動向については、
今後もグローバルな視点から注視していかなくてはならない。 - 刊行年月日
- 2009年07月01日
- 著者/
研究者紹介 -
矢島 格 (ヤジマ イタル) : リサーチ&ソリューション第1部 調査第二部長 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農中総研 調査と情報』
2009年07月号 第13号 8 ~ 9ページ - 掲載コーナー
- レポート―経済・金融
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):海外金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- キーワード
- 銀行の資本,ストレステスト,自己資本比率規制,レバレッジ倍率,資本の質,TierⅠ
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1882-2460
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/soken/contents/2326.html