書誌情報
論題:次期EU共通農業政策(CAP)の構想と背景―加盟国の裁量拡大と成果重視―
18.01.10[ 更新18.01.10 ]
- タイトル
- 次期EU共通農業政策(CAP)の構想と背景―加盟国の裁量拡大と成果重視―
- 要旨
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2021年から実施予定である次期CAP改革の概要提案「食料と農業の未来」が2017年11月29日に公表された。その背景と内容について紹介する。
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主な背景は農産物の国際価格動向、2013年CAP改革への反動、英国のEU離脱からくる財源難、気候変動問題である。
概要提案はCAPの基本的な枠組みを維持しつつ、施策の提供方法ないし目標の実現方法を刷新する方針である。主な要素は加盟国の裁量拡大と、成果重視の2点である。各加盟国は「CAP戦略計画」を策定し、また直接支払いのグリーニングは他の環境・気候施策とともに加盟国の包括的な施策に置き換えられる。直接支払いの配分を、中小農業者等に集中していく方策も検討する。
地域:ヨーロッパ、欧州 - 刊行年月日
- 2018年01月10日
- 著者/
研究者紹介 -
平澤 明彦 (ヒラサワ アキヒコ) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 リサーチ&ソリューション第1部 理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農中総研 調査と情報』
2018年01月号 第64号 18 ~ 19ページ - 掲載コーナー
- レポート-農林水産業
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):海外農業
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1882-2460
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/soken/contents/6963.html