書誌情報
- タイトル
- 『「地方創生」はこれでよいのか ―JAが地域再生に果たす役割―』
- 要旨
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2015年10月15日、JAグループは第27回JA全国大会において、「創造的自己改革への挑戦」を旗印に、「農業者の所得向上」「農業生産の拡大」「地域活性化」の3つの目標に組織を挙げて取り組んでいくことを決議した。この大会決議は8月28日に成立した改正農協法を受けたJAグループの自己改革プランであり、国民が注目するなかで、JAグループは間を置かずに「改革の実践」を求められることになる。
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本書は、JAが大会決議を実践していくにあたり、政府が進める「地方創生」政策を正しく理解するなかで、地域において行政とも適切に連携しつつ、さらなる創意工夫をもって「地域活性化」の取組みを推し進めていくヒントを提示することを目的に執筆された。
また、本書は、「地方創生」を含む日本の地域政策の歴史的考察を踏まえたうえで、「内発的な地域再生」の重要性と「協同の力を持つJAこそが地域再生の要の存在である」ことを理論と実例をもって広く内外に示すことも目的としている。
このため、実例編の第2章において、「地域再生に取り組むJA」として、綿密な現地調査に基づき、農業を核とした地域再生に取り組むJAや、中山間地の生活インフラ維持に貢献しているJA、都市部で地域住民と農と食をつなぐ活動を行っているJA等の具体的事例を紹介している。
理論編である第1章と第3章を㈱農林中金総合研究所客員研究員の石田信隆氏が、序章と第2章を㈱農林中金総合研究所が執筆した。
本書が、全国のJAが「創造的自己改革」を推し進める一助となり、JAの力強い総合的な事業・活動を通じて、人々が安心して暮らせる豊かな地域社会が構築されることを期待している。
- 目次・表紙
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はじめに
序 章 政府の「地方創生」政策を読み解く(㈱農林中金総合研究所)
第1章 「地方創生」で地域は再生できるのか?(石田信隆)
第2章 地域再生に取り組むJA(㈱農林中金総合研究所)
第3章 JAに求められる新しい挑戦(石田信隆) - 刊行年月日
- 2015年11月01日
- 著者/
研究者紹介 -
株式会社 農林中金総合研究所 (カブシキガイシャ ノウリンチュウキンソウゴウケンキュウショ) 石田 信隆 (イシダ ノブタカ) : 客員研究員 研究員紹介を見る - 出版地
- 東京
- 出版者・
発行元 - 一般社団法人 家の光協会
- 形態(サイズ、
ページ) - B6判157頁
- 入手条件・
価格 - 定価:本体1,400円(税別)
- 掲載媒体
- 『書籍』
2015年11月01日号 - 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域
(詳細区分):農協 - ISBN
- 978-4-259-52187-5 C0061
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/publication/books/5831.html