リサーチ&ソリューション第1部
農漁協、協同組織金融、農業、地域活性化、
国内外の経済・金融市場に関して、実践的な調査・研究を実施
当部の業務は、3つの柱によって構成されています。
1つ目の柱は、農漁協に関する調査・研究です。農協、漁協の経営動向、農協の信用事業を中心とする各種事業、そして組合員・利用者や農協の組合員組織についての調査・研究を行っています。農業・漁業をめぐる環境が大きく変化するなかで、先進的な農漁協の取組みにもアンテナを張り、情報提供に努めています。さらに国内の他の協同組合や海外の協同組合、協同組織金融機関との比較検討を通して、協同組合のあり方や社会的役割、協同組合間連携などについても広く情報発信を行っています。
2つ目の柱は農業・農村に関する調査・研究です。農業の担い手不足、担い手の高齢化、生産資材価格の高騰、環境との調和が求められるといった状況下で、日本の農業をどう構築すればよいのか。世界的な食料需給動向や農産物貿易のあり方を含めて、グローバルな視点で農業や食料の問題についての調査・研究を実施しています。また、サステナブル(持続可能性)の視点も重要になってきています。併せて、人口減少や耕作放棄地の拡大が進む農村部における集落組織や土地改良区、新たに組成されるようになった農村RMO、地域活性化等に関する実践的な取組みについても、幅広く現地調査等を行い、情報を発信しています。
3つめの柱は、国内外の経済や金融市場の調査・分析です。注目されているイベントや経済指標についてコンパクトに速報する「経済金融フラッシュ」、マクロ経済環境の情勢についての判断や金融市場の現状と見通しに関する定期的なレポート「経済金融ウォッチ」、特定のテーマやトピックに関して深く掘り下げたレポート「経済金融フォーカス」、「経済見通し」等を当社ウェブサイトに掲載し、広く一般向けにタイムリーな情報発信を行っています。また、研修・講演対応などにより、JAバンク、JFマリンバンクの信用事業をサポートしています。
- おもな
研究領域 -
農漁協の経営・事業・組織の動向
農家や農協の組合員組織などの組織基盤
農協の信用事業、他金融機関の資金動向
日本の農協制度
海外の協同組合・協同組合銀行
日本の農業、水産業の情勢および政策
諸外国の農業情勢、食料需給、農業政策
持続可能な農業
農商工連携など多様な組織の連携、協同組合間連携 - 農泊
- 国内外の経済・金融市場の情勢
- 受託調査
- 農林水産省、系統団体
- 出講先
- 農林漁協系統団体、行政、農業関連団体、食品産業、経済団体、大学など
- 主な講演
テーマ -
食料安保、EUの農業政策動向、日本の農業政策、JAを取り巻く環境、ローン市場の動向、JAの農業関連事業の損益改善、農業労働力支援、農泊、農業分野のJクレジット制度、生物多様性、漁協の動向、中国の農地仲介組織、国内外の経済(日本、中国、米国、欧州)動向・見通し