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書誌情報

論題:2001年度農協金融の回顧

02.10.01[ 更新10.12.03 ]

タイトル
2001年度農協金融の回顧
要旨

1.日本経済はバブル崩壊以降低迷が続いている。また農家経済は農業経営を巡る環境悪化による農業所得の減少,景気低迷による農外所得の減少等,厳しい状況が続いている。
2.家計部門の金融資産の前年比伸び率は低位な状況にあり,超低金利,株式相場低迷のなかで,行き場を失った資金がペイオフ凍結解除を控えて定期性預金から流動性預金や現金にシフトした。
3.農協貯金の前年比伸び率は2001年度上期にかけて上昇したが,01年12月末以降徐々に低下し,02年3月末には2.0%となった。昨年度以来継続してきた郵貯満期金の流入が減少したことに加えて,公金貯金がペイオフ実施を控えて前年比減少に転じたことが影響している。
4.農協においてもペイオフ実施を控えて流動性貯金の伸び率が上昇する一方,定期性貯金は前年比減少に転じている。ただし,定期性貯金の伸び率は他業態と比較すると依然として高い状況にある。
5.農協貸出金の2002年3月末の前年比伸び率は△1.1%で残高の減少傾向が続いている。農協貸出の4割以上を占める住宅資金(自己住宅,賃貸住宅)が需要のピークを過ぎ.伸び率が低下していること,生活資金,市町村地方公社貸付の減少が続き,農業資金も低迷が続いているためである。
6.ペイオフ凍結解除後の農協の個人貯金,定期性貯金の伸び率を勘案すると,農協は利用者からの安全性の信任を受けたとみられよう。一方貸出の強化のために,住宅ローンの積極的な対応と農業貸出の体制整備に取り組む必要がある。

刊行年月日
2002年10月01日
著者/
研究者紹介
長谷川   晃生 (ハセガワ コウセイ) リサーチ&ソリューション第2部   リサーチ&ソリューション第2部長、主席研究員 研究員紹介を見る
本田   敏裕 (ホンダ トシヒロ) リサーチ&ソリューション第2部   専任研究員
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2002年10月号 第55巻 第10号 通巻680号  75 ~ 85ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2002/10/
第一分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):農協信用事業
キーワード
農家経済,個人金融,農協貯金,農協貸出金
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n0210re4.pdf  80.6KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/1484.html