書誌情報
論題:銀行のリスク管理について-1 ~銀行のリスク管理実務・経営と監督行政の変貌~
05.10.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 銀行のリスク管理について-1 ~銀行のリスク管理実務・経営と監督行政の変貌~
- 要旨
-
? この15 年から20 年の間に、銀行のリスク管理は急速な進歩を遂げた。2006 年末か
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ら適用される銀行の自己資本に関する新たな枠組、いわゆる「新BIS規制」に現れた監
督当局の姿勢の変化も、このような銀行によるリスク管理高度化が一定の水準まで達
成されたことを前提にしたものである。技術の高度化による実務面での進歩から、銀行
経営・組織のあり方や監督行政のあり方の変貌までを含めて、銀行のリスク管理の枠
組は、新たなステージを迎えたと言えそうである。
? この間のリスク管理の発展過程では、上記のリスク管理実務、銀行経営・組織、監督
行政のそれぞれの面において、明確な潮流が見られた。すなわち、①実務面における
リスク計量化の発展・普及、②銀行経営・組織面におけるリスク管理重視の変革、③監
督行政における銀行のリスク管理にかかる自己責任と市場規律の重視である。 - 刊行年月日
- 2005年10月01日
- 著者/
研究者紹介 -
橘髙 研二 (キッタカ ケンジ) :調査第二部 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2005年10月号 第16巻 第10号 通巻179号 17 ~ 21ページ - 掲載コーナー
- 今月の焦点
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/636.html