書誌情報
論題:地域主導の再生可能エネルギー事業を担う組織づくり――事業組織の形態に着目した事業スキームの検討――
14.09.30[ 更新14.11.06 ]
- タイトル
- 地域主導の再生可能エネルギー事業を担う組織づくり――事業組織の形態に着目した事業スキームの検討――
- 要旨
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地域主導の再生可能エネルギー事業は,地域社会に対してさまざまな社会的・経済的価値をもたらすものとして拡大が期待されるが,その導入の際には,事業を行うための組織や仕組み,すなわち事業スキームを検討する必要がある。
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地域主導の再生可能エネルギー事業の普及が進むドイツでは,有限合資会社(GmbH & Co. KG)が地域ファンド型の,そして登録協同組合(eG)が地域共同運営型の事業スキームとして活用されている。これを参考に日本の事業スキームを検討すると,地域ファンド型には匿名組合契約,地域共同運営型には企業組合や有限責任事業組合(LLP)などを活用しうるが,前者は第二種金融商品取引業者への募集業務委託が必要になる,後者は出資者の事業従事が必須であり,地域の誰もが参加できるスキームとはなりがたい,などの課題が明らかになった。 - 刊行年月日
- 2014年10月01日
- 著者/
研究者紹介 -
寺林 暁良 (テラバヤシ アキラ) :調査第二部 研究員 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2014年10月号 第67巻 第10号 通巻824号 15 ~ 27ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):環境
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- エネルギー転換,コミュニティ・エネルギー,固定価格買取制度,集団投資スキーム
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5388.html