書誌情報
論題:ドイツ・バイエルン州の農業支援システム
15.08.31[ 更新15.08.31 ]
- タイトル
- ドイツ・バイエルン州の農業支援システム
- 要旨
-
ドイツの農業は歴史的背景と地理的条件により地域差が大きく,バイエルン州の経営規模は小さい。そのためバイエルン州は,EECが1968年に発表した離農促進による農業構造改革を進める「マンスホルトプラン」に反発し,兼業農家を排除しない農政の路線(「バイエルンの道」)を示した。
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ドイツの農業支援システムは州により異なるが,バイエルン州では州政府の関与が強く,農業教育と技術・経営支援を連結させた仕組みを有している。そのバイエルン州でも,畜産団体,マシーネリング,農民連盟等の民間組織による有料のアドバイス事業のウェイトが高まっており,州政府がその費用の一部を助成している。また,バイエルン州は,農家民宿,農家レストラン等による兼業収入の確保を重視し支援している。
日本の農協営農指導事業や農業改良普及事業は改革が求められているが,今後改革を進めるにあたって,ドイツ・バイエルン州の経験から学ぶことは多い。 - 刊行年月日
- 2015年09月01日
- 著者/
研究者紹介 -
清水 徹朗 (シミズ テツロウ) : 取締役基礎研究部長 研究員紹介を見る 坂内 久 (バンナイ ヒサシ) : 一般財団法人 農村金融研究会 主席研究員 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2015年09月号 第68巻 第9号 通巻835号 46 ~ 57ページ - 掲載コーナー
- 外国事情
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):海外農業
- 第二分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5750.html