書誌情報
論題:岐路に立つ福島県の農業――風評被害克服と営農再開へ向けた課題――
16.02.29[ 更新16.02.29 ]
- タイトル
- 岐路に立つ福島県の農業――風評被害克服と営農再開へ向けた課題――
- 要旨
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原発事故から5年を経ても,福島県の農業復興には遅れが目立つ。検査体制や汚染防止対策の徹底で作物の安全性は確保されているにもかかわらず,多くの品目が今も根強い風評被害にさらされ,価格,生産量ともに低迷が続いている。
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また,政府は2017年春には帰還困難区域を除く地域の避難指示を解除する方針だが,既に解除された地域でも住民の帰還が進まず,農業者の営農再開意欲も高まっていないのが実情である。
こうしたなか,各地で担い手への農地集積や風評被害に強い作物の導入など,さまざまな模索が始まっている。地域全体の復興を図るためにも,中長期的視野に立って生業(なりわい)の再生を後押ししていくことが求められよう。 - 刊行年月日
- 2016年03月01日
- 著者/
研究者紹介 -
行友 弥 (ユキトモ ワタル) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 客員研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2016年03月号 第69巻 第3号 通巻841号 32 ~ 49ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- キーワード
- 福島,原発事故,風評被害,避難指示,営農再開
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5933.html