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書誌情報

論題:EUの酪農協における意思決定や利益配分のあり方―スペイン、フランス、オランダの酪農協を事例に―

19.02.28[ 更新19.02.28 ]

タイトル
EUの酪農協における意思決定や利益配分のあり方―スペイン、フランス、オランダの酪農協を事例に―
要旨

EUの酪農協は、国際競争に打ち勝つため販売力強化に取り組んでおり、大規模化等、組織体制を変化させている。これに加えて、生乳の生産調整であるミルククォータ制度の廃止に向け、離農を伴う規模拡大が進んでおり、酪農協と組合員の関係強化はますます重要になっている。
これを背景に、スペイン、フランス、オランダの3つの酪農協について、意思反映の仕組みや利益配分に焦点をあてながら、酪農協と組合員の関係をみた。その結果、意思反映や利益配分では出荷乳量の多い産地が重視されることや、組合員へ還元した利益の一部を組合へ再び出資させる仕組みの発展が確認された。さらに、2万超の組合員がいる大規模組合では、地域性を反映させる分権的な組織体制や、酪農協の役員が地域に出向き事業や経営について説明するような組合員との関係強化の取組みが注目された。
JAグループにとって、このような事例調査の結果は、資本増強等の農協運営のあり方を考える際に大いに参考になる。加えて、いずれの事例でもこのような組織や運営の工夫が地域の酪農構造やその変化に柔軟に対応するなかで発展していることから、農協の事業や組織の設計は、組合員が参画し評価するなかで、内在的に取り組まれるべきと考えられる。

刊行年月日
2019年03月01日
著者/
研究者紹介
小田   志保 (オダ シホ) リサーチ&ソリューション第2部   主任研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2019年03月号 第72巻 第3号 通巻877号  17 ~ 31ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2019/03/
第一分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):海外協同組合
第二分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):海外農業
キーワード
アクティブメンバーシップ,酪農協,利用高配当,EU,回転出資金
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1903re2.pdf  1.2MB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/7455.html