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書誌情報

論題:日本農政思想の系譜

19.07.31[ 更新19.08.28 ]

タイトル
日本農政思想の系譜
要旨

日本では江戸期より農書が普及し農政思想の芽生えがあったが、明治期になってから本格的に農学と農業政策が導入され、その過程で横井時敬が大きな役割を果たした。新渡戸稲造『農業本論』は日本人によって書かれた最初の体系的な農学書であり、河上肇や柳田国男の農政学に影響を与えた。
資本主義経済の発展に伴って小農保護が課題になり、社会政策学会で論議されたが、1930年代にはマルクス経済学の影響力が増し日本資本主義論争が行われた。また、近藤康男と東畑精一は経済学に基づく日本農業分析を行い、その後、実証的な日本農業に関する著作も多く書かれたが、戦時体制の下で農本主義者の影響力が強まり、満州開拓が進められた。
戦後は、「マルクス経済学」と「近代経済学」の二大流派が農業経済学においても見られ、日本農業に関する研究が盛んに行われたが、両者とも行き詰まりを見せており、農業経済学は混迷した状況にある。日本農業を取り巻く環境は大きく変化しているが、過去の農政論議と農政思想を振り返るとともに、新しい分析手法と観点を導入する必要があろう。

刊行年月日
2019年08月01日
著者/
研究者紹介
清水   徹朗 (シミズ テツロウ) 役員・理事長・顧問・理事研究員 等   客員研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2019年08月号 第72巻 第8号 通巻882号  22 ~ 35ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2019/08/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):国内農業
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1908re2.pdf  834.1KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/7654.html