書誌情報
論題:経済学の新しいパラダイムと協同組合の潜在力
19.11.29[ 更新19.11.29 ]
- タイトル
- 経済学の新しいパラダイムと協同組合の潜在力
- 要旨
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国際協同組合年を記念してICAとEuricseが共同開催したカンファレンスでは、主流派経済学の考え方への批判がなされたうえで、経済学の新しいパラダイムのもとでは協同組合の意義がより明確になるという点で、報告者のおおむねの合意がなされたとされる。わが国においても経済学の新しい展開への期待が大きいなかで、このことは軽視されるべきではない。
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経済学の新しいパラダイムでは、個人の合理的選択に代わって経済活動を集団現象としてとらえ、相互依存関係からなる経済活動を、様々な規範と集団で共有されるパワーの組合せで理解するという視点が打ち出されている。それは、自主的組織体と事業体の二面性を持つ協同組合の事業や活動を評価するのにふさわしい面を持つものであり、そういった経済学の新しいパラダイムの動向と、協同組合評価の関係について注視していくことが必要である。 - 刊行年月日
- 2019年12月01日
- 著者/
研究者紹介 -
小野澤 康晴 (オノザワ ヤスハル) :調査第一部 理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2019年12月号 第72巻 第12号 通巻886号 42 ~ 56ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):その他
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):その他
- キーワード
- 経済学,制度経済学,社会的相互作用,市場の失敗,積極的自由,ザマーニ
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/7818.html