書誌情報
論題:農泊の概念の考察─政策における位置づけとグリーン・ツーリズムとの比較─
22.01.31[ 更新23.11.24 ]
- タイトル
- 農泊の概念の考察─政策における位置づけとグリーン・ツーリズムとの比較─
- 要旨
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本稿の目的は、政策上における農泊の概念を解明することである。政策文書の言説の分析から、1節で農村政策における都市農村交流の変遷を追い、2節では農村政策と観光政策の動向から農泊導入の政策的背景として訪日外国人旅行者の受入れとグリーン・ツーリズム(GT)の仕切り直しの2点を示した。3節で、農泊の定義や事業概要から観光コンテンツの造成や宿泊施設の整備など観光サービスの要素が多い点や、観光関連事業者の参画など農泊の特徴を抽出した。4節では1~3節を踏まえたうえで、農泊のGTとの比較から、農泊は「GTを土台としながらも、農林漁業あるいは観光関連産業を本業とする主導者が地域の有志と協力し、大人や訪日外国人の観光客を対象に農山漁村の地域資源を活用した観光サービスを民間主導で提供する取組みであり、精神的な交流よりも収益性を求める点がGTとは大きく異なる」と結論づけた。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2022年02月01日
- 著者/
研究者紹介 -
佐藤 彩生 (サトウ サキ) :基礎研究部 主事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2022年02月号 第75巻 第2号 通巻912号 40 ~ 57ページ - 掲載コーナー
- 論調
- キーワード
- 農泊,グリーン・ツーリズム,都市農村交流,農村政策,観光,インバウンド
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/8762.html