書誌情報
論題:実質「ゼロ」金利調節の金融市場へのインパクト
99.05.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 実質「ゼロ」金利調節の金融市場へのインパクト
- 要旨
-
日銀の2月以降のコールレート実質ゼロ金利誘導は、ターム物金利低下を通じて長期金利や為替相場の安定をもたらし、所期の効果をあげている。民需主導の自律的回復が展望できるまでの間、なお暫くこの調節が続けられるとみられる。先行き景気が下振れした場合の次の緩和目標を巡る議論が活発化、日銀内でもこの検討が行われている模様。しかしいずれの指標にも技術的難点があり、事実上、ターム物金利の低下を促す量的な資金供給が行われる可能性が大きい。4月からのFB・TB公募などによる短期市場の拡大が、イールドカーブの形成円滑化を通じてこれをサポートしよう。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 1999年05月01日
- 著者/
研究者紹介 -
荒巻 浩明 (アラマキ ヒロアキ) :調査第二部 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
1999年05月号 第10巻 第5号 通巻102号 8 ~ 12ページ - 掲載コーナー
- 今月の焦点
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- ゼロ金利,イールドカーブ
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/149.html