EVENT
フォーラム・セミナー等イベント詳細
2024 03.26
農中総研フォーラム「生態系サービスの持続的利用を目指した農林水産業由来カーボンクレジットの高付加価値化」
本イベントに関するお知らせ
-
24.04.30
- 安藤範親主任研究員の講演資料を掲載しました
-
24.04.30
- 株式会社商船三井 丹本憲氏の基調講演資料を掲載しました
-
24.04.30
- 釜石地方森林組合 高橋幸男氏のパネルディスカッション資料を掲載しました
-
24.04.30
- 農林中央金庫 波多信宏氏のパネルディスカッション資料を掲載しました
-
24.02.22
- 開催パンフレットを掲載しました
開催概要
-
本フォーラムは終了しました。
- 開催日時
- 2024年3月26日(火) 13:00~16:00
- 会場
- Zoomウェビナー開催
- 参加費
- 無料
- テーマ
- 生態系サービスの持続的利用を目指した農林水産業由来カーボンクレジットの高付加価値化
- コンセプト
- 農林水産業から生み出されるカーボンクレジットは、その創出活動を通じた生態系の経営管理活動を通じて、生態系サービスの発揮(自然資本の保全と持続可能な利用、持続可能な地域社会の実現)に貢献しており、炭素排出削減・吸収に止まらない付加価値を提供している。
一方で、企業は温暖化対策のためのカーボンクレジット購入のみならず、自然関連財務情報開示(TNFD)の動きにより、企業活動と自然資本との関係を把握しつつ、生態系サービスの維持・発揮に向けた取組みが求められ始めている。
そのため農林水産業由来のカーボンクレジットについては、近年は生態系サービスの持続的利用を促すメカニズムとして注目されている。農林水産業由来のカーボンクレジットに付加価値を加味した価格で販売または購入することで、生態系サービスへの適切な評価を実現し、その持続的利用の実現を目指す取組みが現れ始めている。
本フォーラムでは、農林水産業由来カーボンクレジットの購入・創出双方の立場から生態系サービスの持続的利用に向けたカーボンクレジットの高付加価値化に対する考え方と取組み、求めるクレジットのあり方をご紹介いただいたうえで、農林水産業由来のカーボンクレジットの共通的意義や取組拡大に向けた課題、今後の展望について議論することとしたい。
講演次第・紹介
-
〜 講演
-
講演
「農林水由来カーボンクレジットの付加価値とは」安藤 範親
(あんどう のりちか)農林中金総合研究所 主任研究員
-
基調講演
「需要サイドより見る自然資本系カーボンクレジットの価値」丹本 憲
(たんもと けん)株式会社商船三井 エネルギー営業戦略部 主席ストラテジスト
元 国連環境計画(UNEP)本部(ケニヤ ナイロビ)プログラムオフィサー。1992年にリオで開催されたUNCED「地球サミット」準備委員会事務局などを務める。 帰国後はアジア経済研究所(現JETROアジア経済研究所)、第一勧銀総合研究所(みずほ総合研究所)、大和総研等において気候変動問題を担当。前職国際航業においてはインドネシアにおけるREDD+プロジェクトプロジェクトリーダーとして 日本人としては初めて第三者認証機関であるSCSのバリデーションをパスさせた実績を持つ。
専門領域は気候変動政策、カーボンプライシング(排出量取引、炭素税)、ESG投資、京都議定書/パリ協定、TCFD、TNFD等非財務情報開示問題など。これまで、機関投資家向けレクチャー・講演会など多数手がける。
主な著書・論文は、「パリ協定 二分論と共通ルールの狭間で ~NDCを巡る透明性枠組みと柔軟性についての考察」(2019)「気候変動問題とESG投資 ~ユニバーサルオーナー的発想の重要性とSDGsとの親和性~」(2017)「転換期を迎える環境ビジネス 概説REDD+」(2013)アスキーメディアワークス(共著)その他多数。
ケンブリッジ大学大学院卒(M.Phil)
<パネルディカッションにも参加>
-
-
〜 パネルディスカッション
「生態系サービスの持続的利用を目指した農林水産業由来カーボンクレジットの高付加価値化」
-
パネリスト
菅野 勝
(すがの まさる)株式会社KDDI総合研究所
KDDI research atelier ライフスタイルテックラボ 所長【経歴】
1997年 国際電信電話(株)入社、動画像圧縮/解析に関する研究に従事 。2005-2006年 米国カーネギーメロン大学Robotics Institute客員研究員。2013-2016年 KDDI(株)のCATVサービス事業部にて商品開発を担当 。2021年 (株)KDDI総合研究所 KDDI research atelier、2023年より現職。
【主なご業績等】
1998年よりISO/IEC SC29/WG11(MPEG)、3GPP2、W3Cなどの国際標準化活動や、関連するサービス・プロダクト開発に従事
2013年よりCATV事業者向けセットトップボックスのアプリ企画開発
2021年より海洋DXとして水空合体ドローンの開発実証や水上ドローンによる藻場観測の実証に従事 -
パネリスト
喜屋武 誠司
(きやたけ せいじ)有限会社 ゆうき 取締役
北総クルベジファーマーズ 会長【経歴】
北総クルベジファーマーズ会長、有限会社ゆうき取締役。平成8年に有限会社ゆうきを立ち上げ、有機農産物、自然食品販売、有機農産物卸などの業務を行う。福島原発事故を契機に、環境問題に対して強い危機感を抱き、現在はバイオ炭による炭素貯留という方法で、自然再生、都市と地方をつなぐ循環型社会の構築を目指し活動中。
【主なご業績等】
サステナアワード2023 優秀賞受賞 -
パネリスト
高橋 幸男
(たかはし ゆきお)釜石地方森林組合
理事兼参事【経歴】
岩手県山田町出身。1984年釜石市森林組合に入職。主に民有林の森林資源造成に取組む。2006年「健康な森づくり推進隊」設立。2008年参事兼事業総括課長に就任。2009年林野庁が推進する提案型施業集約化事業の全国12のモデル組合として事業推進に協力。2022年2月25日理事兼参事に就任現在に至る。
【主なご業績等】
2009年日本製鉄 釜石製鉄所とバイオマス混焼発電を開始(未利用資源の活用)
2010年12月J-Ver発行(4,138t-CO2)
2011年11月上閉伊地区復興住宅協議会設立(事務局長)
2012年10月フォレストック認定制度登録2014年11月バークレイズ林業スクール開講(人財育成)
2016年 森林体験&視察を事業化 (地元小・中・高校生受入れ、県内外の企業・大学生受入れ)
2016年10月上閉伊地区木材流通協議会設立(川上~川下の一元化、サプライチェーンの確立)
2017年 SDGs宣言
2021年 8月 FSC認証取得
2022年全国育樹祭「農林水産大臣賞」、ウッドコレクション「環境大臣賞」受賞
-
パネリスト
波多 信宏
(はた のぶひろ)農林中央金庫
営業企画部 部長【経歴】
1994年(平成6年)に農林中央金庫に入庫。
仙台、岡山、大分、前橋と多くの支店経験に加え、東日本大震災後に被災JAに出向するなど、現場経験が長い。
現在、食農法人営業本部のサステナブルオフィサーを務めるとともに、サステナブルビジネスグループ長として、国内自然由来のカーボンクレジットを組成からコミットすることによりマーケットインでの媒介を目指す。 -
コーディネーター
皆川 芳嗣
(みながわ よしつぐ)役員・理事長・顧問・理事研究員 等
理事長
-
各開始・終了時刻は予定です。
- 主催
- 株式会社 農林中金総合研究所
-
Tel : 03-6362-7705
(コーポレート企画部 福田・高橋・荒牧)