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論題:最近の長期金利上昇を考える

04.07.01[ 更新10.06.18 ]

タイトル
最近の長期金利上昇を考える
要旨

2003 年夏に続き、長期金利の急上昇が起きている。この背景には、世界経済の成長進展やイラク情勢の混迷などによって原材料価格高騰が引き起こされ、それが中間投入財価格にまで波及したことから、世界的に金融緩和スタンスが修正される動きが始まっていることが根底にあると見られる。国内でも現状の量的緩和政策にコミットされている消費者物価(全国コア)の前年比上昇率が若干マイナスながらもほぼゼロ近傍で推移し始めている。これを受けて、マーケットではデフレ脱却と金融政策の転換時期を探る動きの一環として、時間軸効果が徐々に剥落し、イールドカーブがスティープニングした。本稿では、長期金利の変動要因についての現状分析を行いたい。

刊行年月日
2004年07月01日
著者/
研究者紹介
南   武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『金融市場』
2004年07月号 第15巻 第7号 通巻164号  7 ~ 11ページ
掲載コーナー
情勢判断(国内経済金融)
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/2004/07/
第一分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):国内経済
第二分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):国内金融
キーワード
日銀,デフレ,物価
出版者・編者
株式会社農林中金総合研究所  
ISSN
1345-0018
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/f0407dki2.pdf  55.4KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/752.html