書誌情報
論題:民間部門のマインド悪化で2008年前半の景気は厳しい展開に ~日銀の「次の一手」は09年4~6月期の0.25%利上げと予想~
08.06.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 民間部門のマインド悪化で2008年前半の景気は厳しい展開に ~日銀の「次の一手」は09年4~6月期の0.25%利上げと予想~
- 要旨
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1~3 月期の経済成長率は年率+3.3%と潜在成長力を上回る高めの成長となったが、一方で4~6 月期以降にはその反動が出ることを示唆する内容も見て取れる。これまでの景気を牽引してきた輸出が4 月に落ち込んだこと、企業の設備投資意欲が慎重化しているといった懸念材料には注意したい。全般的に、資源高に伴う企業収益圧迫や生活必需品の相次ぐ値上げなどにより、民間部門のマインドは悪化しており、少なくとも08 年度半ばにかけての景気展開には厳しさが増すと予想する。内外の金融市場では悲観論が後退し、逆にやや楽観ムードが漂っているが、米サブプライム問題など火種は残っており、再び不安定な状況に戻るリスクに警戒が必要だ。一部で利上げ予想も浮上しているが、日銀は、08 年度内は現状の金融政策を維持するだろう。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2008年06月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2008年06月号 第19巻 第6号 通巻211号 2 ~ 6ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/815.html