書誌情報
論題:輸出・生産の減少テンポ緩和、一部に「底」を探る動きも ~ただし、雇用悪化やそれによる消費低迷には要注意~
09.05.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 輸出・生産の減少テンポ緩和、一部に「底」を探る動きも ~ただし、雇用悪化やそれによる消費低迷には要注意~
- 要旨
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世界同時不況の影響を受けて、2008 年度下期に入り、輸出・生産は大幅な落ち込みを続けてきたが、最近になってようやくその悪化テンポが緩和し始めた。しかし、牽引役として期待される輸出の急回復はまだ想定できる状況にはなく、さらに雇用・消費といった遅行指標の悪化はこれから本格化する可能性もあり、当面は内外需ともに厳しい状況が続くだろう。また、国際商品市況の下落、さらには需給バランスの大幅悪化により、今後物価下落圧力が強まることが予想され、景気回復の阻害要因として懸念される。追加緩和策にやや消極的であった日本銀行は、国債買入れ額の増額や主要行の劣後ローン引受けなどを決定したが、先行きの景気悪化やデフレ懸念などを踏まえれば、一段の緩和措置が必要と思われる。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2009年05月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2009年05月号 第20巻 第5号 通巻222号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/829.html