書誌情報
論題:台湾におけるクレジットユニオン運動の展開
16.07.29[ 更新16.07.29 ]
- タイトル
- 台湾におけるクレジットユニオン運動の展開
- 要旨
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1960年代,アジア諸国では「クレジットユニオン」と呼ばれる協同組織形態の金融機関が相次いで設立された。この動きは台湾にも見られ,64年に最初の「儲蓄互助社」(クレジットユニオン)が設立されて以降,カトリック教会,長老派教会や原住民族コミュニティを中心に広まった。
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現在の儲蓄互助社は,多くのボランティアの人々の支援のもと,社員(組合員)からの出資金を原資に,社員に小口融資を実施する。しかし,預金取扱金融機関ではない。また,儲蓄互助社は小規模な組合であるが,銀行から融資を受けることができない人々にとっては不可欠な金融機関である。
本稿では台湾における儲蓄互助社運動の歴史的展開と現状,中央機関である中華民國儲蓄互助協會の役割および儲蓄互助社の取組みを概観することで,台湾社会における儲蓄互助社運動の意義を検討する。 - 刊行年月日
- 2016年08月01日
- 著者/
研究者紹介 -
古江 晋也 (フルエ シンヤ) :調査第二部 主事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2016年08月号 第69巻 第8号 通巻846号 17 ~ 26ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):海外協同組織金融機関
- キーワード
- クレジットユニオン,儲蓄互助社,中華民國儲蓄互助協會,Credit Union,CULROC,協同組織
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/6099.html