書誌情報
論題:高度経済成長期以降の食生活の変化
24.08.30[ 更新24.08.29 ]
- タイトル
- 高度経済成長期以降の食生活の変化
- 要旨
-
本稿では1963年から2023年までの家計調査のデータをもとに、家計における61年間の食生活の変化を分析した。この61年間を振り返ると、私たちの食卓を激変させた要因の1つは、家庭用冷蔵庫を含めたコールドチェーンという食のインフラが整備されたことである。このことが今日の食卓の基盤を構築することに貢献し、新鮮な食材を安心して食べることができるようになった。また品種改良、栽培技術や養殖技術の発展などによって、多くの農水産物が季節性商品から通年商品へと変化するようになったことも大きな変化である。
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一方、河川の護岸、干潟の埋め立て、ダム建設などによって一部の水産資源は激減するようになった。中長期的には地域で継承されてきた食文化が消失する可能性も考えられる。 - 刊行年月日
- 2024年09月01日
- 著者/
研究者紹介 -
古江 晋也 (フルエ シンヤ) : リサーチ&ソリューション第2部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2024年09月号 第77巻 第9号 通巻943号 2 ~ 20ページ - 掲載コーナー
- 情勢
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9716.html