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書誌情報

『新自由主義グローバリズムと家族農業経営』

20.01.07[ 更新20.11.30 ]

タイトル
『新自由主義グローバリズムと家族農業経営』
要旨

編者とその共同研究者は、国連総会が「家族農業の10年」や「農民と農村住民の権利宣言」を採択し、「国連サミット」(2015年)が「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(SDGs)を採択して、SDGsの目標達成のための主たる担い手が小規模家族農業経営にあるとする主張を支持する。本書は、そうした認識をアグリビジネス多国籍企業を批判することにとどめず、アグリビジネス主導の「農業の工業化」ではなく、小規模家族農業経営の「自然と人間との物質代謝」の再生をめざす環境にやさしい農業と、都市と農村を結ぶ新たな食料運動の発見につなげようとしたものである。…はじめに(村田 武)より

なお、本書は筑波書房創立40周年記念出版として企画された2巻本の1冊であり、もう1冊は田代洋一氏・田畑保氏編『食料・農業・農村の政策課題』である。

目次・表紙
『新自由主義グローバリズムと家族農業経営』
序章 「新自由主義グローバリズム」と家族農業経営 (村田 武)
第Ⅰ部 アメリカ北東部ニューイングランドにみるオルタナティブ
 第1章 マサチューセッツ州の「ローカルフード」運動 (椿 真一)
 第2章 ニューイングランドの酪農協同組合と小規模酪農 (佐藤 加寿子)
 第3章 マサチューセッツ州の都市近郊農場と保全地役権 (橋本 直史)
第Ⅱ部 EUにおける農政と家族農業経営の現段階
 第4章 EU共通農業政策(CAP)の新段階 (平澤 明彦)
 第5章 ポーランドの家族農業経営と今後の課題 (弦間 正彦)
 第6章 イギリスの家族農業経営とブレグジット農政改革 (溝手 芳計)
 第7章 ドイツ・バイエルン州にみる家族農業経営 (河原林 孝由基)
 第8章 フランス・ブルターニュにみる家族農業経営─酪農を中心に─(石月 義訓)
 第9章 イタリアにおける「ショートフードサプライチェーン」の展開と小規模家族農業(岩元 泉)
刊行年月日
2019年12月27日
著者/
研究者紹介
岩元   泉(著) (イワモト イズミ) : 鹿児島大学 名誉教授
石月   義訓(著) (イシヅキ ヨシノリ) : 明治大学 農学部准教授
河原林   孝由基(著) (カワラバヤシ タカユキ) :基礎研究部   主席研究員 研究員紹介を見る
溝手   芳計(著) (ミゾテ ヨシカズ) : 駒澤大学 経済学部教授
弦間   正彦(著) (ゲンマ マサヒコ) : 早稲田大学 理事/社会科学総合学術院教授
平澤   明彦(著) (ヒラサワ アキヒコ) :基礎研究部   基礎研究部長/主席研究員 研究員紹介を見る
橋本   直史(著) (ハシモト ナオシ) : 徳島大学 生物資源産業学部講師
佐藤   加寿子(著) (サトウ カズコ) : 弘前大学 農学生命科学部准教授
椿   真一(著) (ツバキ シンイチ) : 愛媛大学 農学部准教授
村田   武(編著) (ムラタ タケシ) : 九州大学 名誉教授
出版地
東京
出版者・
発行元
株式会社 筑波書房
形態(サイズ、
ページ)
A5判303頁
入手条件・
価格
定価:本体3,000円(税別)
掲載媒体
『書籍』
2019年12月27日号
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  
(詳細区分):海外農業
第二分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  
(詳細区分):海外協同組合
ISBN
ISBN978-4-8119-0564-8 C3061
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/publication/books/7844.html