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書誌情報

論題:稲作を中心とした地域農業の担い手調査

09.06.25[ 更新15.07.23 ]

タイトル
稲作を中心とした地域農業の担い手調査
要旨

本調査は、稲作の担い手である総体としての農家が、農業の担い手を集落内でどのように合意しているのか、さらにそうした合意が今後どのように変化してゆくのかを探るため、集落単で調査を実施したものである。
 本年度の調査地は過去の調査地7市町村と、岡山県総社市である。前者では、主として過年度に調査を実施してから後の変化について聞き取り調査を実施した。今年度の新たな調査地である総社市では、平坦部の1集落の三輪地区とやや山間に入った1集落の池田地区の計2集落において、過年度の調査手法と同様にアンケートとヒアリングにより調査を行った。
 総社市での調査は、①それぞれの集落単位で、当該地域の農業(主として稲作)を誰が担い、また将来、当該地域の農業や担い手がどのように変化するのか、また、②農家・非農家を含めた農村居住者が農業や農協等の地域資源をどのように意識し、どのような将来展望を持っているのか、といった観点から行った。

(目次)
第1編 既往調査地のその後 -現地ヒアリング結果-
1.岩手県奥州市 / 2.宮城県丸森町
3.栃木県市貝町 / 4.石川県津幡町
5.熊本県小国町
第2編 稲作を中心とした地域農業の担い手
1.総社市の集落調査結果 -アンケート調査を中心に―
2.集落営農の与件と運営主体
3.集落営農をめぐる問題点
4.地域農業と今後の担い手
第3篇 地域資源と農業
1.共同作業の解体と再構築 -稲作機械化一貫体系がもたらしたもの-
2.「集落営農」で何を作るのか(作目選択のイニシアティブ)
3.地域資源マネージメントという考え方
4.農外産業の新規参入の意図
5.今後のJA事業に期待されるもの
6.結びにかえて
まとめ ―地域農業および稲作の担い手の今後を考えるにあたって―

刊行年月日
2009年06月25日
著者/
研究者紹介
原   弘平 (ハラ コウヘイ) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等   常務取締役
内田   多喜生 (ウチダ タキオ) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等   常務取締役 研究員紹介を見る
小針   美和 (コバリ ミワ) : リサーチ&ソリューション第1部   主任研究員 研究員紹介を見る
大村   道明 (オオムラ ミチアキ) :東北大学大学院農学研究科
坂内   久 (バンナイ ヒサシ) :(財)農村金融研究会
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):国内農業
掲載媒体
『総研レポート』
2009年06月
キーワード
稲作,地域農業,担い手,後継者,集落営農,米政策改革
出版者・編者
農林中金総合研究所  
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/skrepo/pdf/sr20090625.pdf  1.2MB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/publication/soken/contents/3584.html