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書誌情報

論題:被災地における建設関係資材の価格・需給動向

13.06.27[ 更新13.06.27 ]

タイトル
被災地における建設関係資材の価格・需給動向
要旨

全国の生コンクリート価格は12年後半以降上昇基調にあるが、主に価格上昇が確認できるのは北海道、東北地方である。また、生コンクリート使用時に不可欠な型枠用合板の価格は、円安の影響を受け、13年に入り上昇している。
 岩手県、宮城県、福島県の被災3県ごとに価格動向を分析すると、生コンは被災3県ともに全国を上回る価格上昇となっている一方、型枠用合板は全国と同様の価格上昇が確認された。生コンの需給は、被災3県ともに価格上昇に先行してひっ迫しており、特に宮城県では11年後半以降ひっ迫した状況が続いている。しかし、型枠用合板は震災後需給ひっ迫の期間はほとんどなかった。
 こうした価格・需給動向の要因を検討した結果、被災3県における生コンの取引価格は、需給ひっ迫、原料調達コスト上昇の影響を受けていること、型枠用合板の取引価格は円安(輸入コスト増)の影響を主に受けていることが明らかになった。

刊行年月日
2013年07月01日
著者/
研究者紹介
多田   忠義 (タダ タダヨシ) :調査第二部   研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『金融市場』
2013年07月号 第24巻 第7号 通巻272号  22 ~ 25ページ
掲載コーナー
分析レポート
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/2013/07/
第一分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):国内経済
キーワード
生コンクリート,型枠用合板,取引価格,需給動向,東日本大震災
出版者・編者
株式会社農林中金総合研究所  
ISSN
1345-0018
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/f1307ar1.pdf  507.7KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/4798.html