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書誌情報

論題:穀物自給率の基礎的要因と日本の位置-耕地,所得,人口の157か国比較分析-

04.11.01[ 更新10.09.03 ]

タイトル
穀物自給率の基礎的要因と日本の位置-耕地,所得,人口の157か国比較分析-
要旨

1 世界157か国データ(1994~98年平均)の統計分析を行い,穀物自給率とその基礎的な規定要因の関係を整理して日本の位置を示した。国際貿易論は必要な枠組みを与えないため,ノンパラメトリック回帰による探索的な統計分析を行った。
2 耕地賦存,所得水準,人口を説明変数とする自給率の回帰分析を行った結果,以下の特徴が見いだされた。
・所得の高い国々ほど自給傾向が崩れており,輸入国と輸出国への分化が顕著である。
・所得が同水準の国々における自給率の格差は耕地賦存に従う。つまり所得の高い国ほ
ど耕地の賦存によって規定される穀物生産の比較優位に従った特化が進んでいる。
・所得がある水準を超えると自給率の傾きは低下から上昇へと反転する傾向がある。所得がある水準を超えると政府による農業保護によって自給率が高くなると仮説的に考えることができる。
・人口による自給率に対する正の寄与。
3 世界における日本の位置付けを整理すると,限界的な穀物生産国であることと,小国のような輸入依存という2つの特徴が指摘できる。偏相関分析の結果は日本の輸入依存が食料安全保障上のリスクを伴っていることを示唆している。

刊行年月日
2004年11月01日
著者/
研究者紹介
平澤   明彦 (ヒラサワ アキヒコ) 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 リサーチ&ソリューション第1部   理事研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2004年11月号 第57巻 第11号 通巻705号  14 ~ 33ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2004/11/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):海外農業
第二分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):国内農業
キーワード
自給率,国際比較,規定要因,穀物,世界,日本
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n0411re2.pdf  169.8KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/1680.html