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書誌情報

論題:不安定要素の増すオーストラリアからの小麦調達-早魃の増加と輸出独占の廃止-

08.09.01[ 更新10.09.01 ]

タイトル
不安定要素の増すオーストラリアからの小麦調達-早魃の増加と輸出独占の廃止-
要旨

オーストラリアは主要な小麦輸出国の一つであり、日本にとっても重要な輸入先である。しかし近年は、百年に一度といわれる大規模な旱魃が02年、06年、07年と相次いでいる。
 旱魃による不作の後には,穀物輸入の制約による国内飼料価格の高騰とそれによる小麦の飼料向け消費増加,家畜の処分,作付けの拡大が順次進み,翌年の需給緩和に貢献する。今回もこうした動きが進んでいる。
 厳しい旱魃の下でも政府の支援は限られており,農家の負債は累増している。失業手当相当の収入支援や,借入金利子の助成などが実施されているが,その認定基準(20~25年に一度の事態)は,旱魃の頻発により見直しを余儀なくされている。
 政府は気候変動に関する各種の予測や対策を打ち出しており、耐旱魃性GM小麦の開発に州政府が参画しているほか、2010年からは温暖化ガスの排出総量規制を開始する方針である。これはバイオ燃料の生産拡大に結びつく可能性もある。
 一方、小麦の輸出は69年ぶりに独占が廃止され、国内の大手業者と外国資本の競争・連携が進みつつある。当面は市場の不安定化や、輸送の問題が生じる懸念がある。
<表記:豪州(オーストラリア)、旱魃(干ばつ)>

刊行年月日
2008年09月01日
著者/
研究者紹介
平澤   明彦 (ヒラサワ アキヒコ) 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 リサーチ&ソリューション第1部   理事研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2008年09月号 第61巻 第9号 通巻751号  35 ~ 47ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2008/09/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):海外農業
キーワード
豪州,干ばつ,小麦,需給要因,気候変動,シングルデスク廃止
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n0809re3.pdf  130.8KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2041.html