書誌情報
論題:現場にみる米政策改革の動向-生産調整実施者に対する助成を中心に-
09.08.01[ 更新10.09.06 ]
- タイトル
- 現場にみる米政策改革の動向-生産調整実施者に対する助成を中心に-
- 要旨
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米政策改革下における主食用米の需給調整は平成19年産より「農業者・農業者団体の主体的な需給システム」に移行した。その主な支援策である「産地づくり対策」の取組状況からは、地域の創意工夫を活かし実態に応じた助成体系を組むことで、地域の農業構造を変えつつ需給調整への対応を図ろうとする動きがみられる。
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07年秋以降の施策の見直しにより、生産調整の拡大への新たな助成が設けられたが、個々の施策がその時々の対応として講じられていることから政策の仕組みがさらに複雑となっている。そのため、政策のシグナルが農業者に伝わりにくく、推進担当者の負担増にもなっている。地域の貴重な人的資源を前向きに活かすためにも、シグナルが明瞭で無駄のない政策と、それを実現しうる政策決定がのぞまれる。
- 刊行年月日
- 2009年08月01日
- 著者/
研究者紹介 -
小針 美和 (コバリ ミワ) :調査第一部 研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2009年08月号 第62巻 第8号 通巻762号 2 ~ 15ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- 第二分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- キーワード
- 産地づくり,地域水田協議会,創意工夫,地域水田農業ビジョン,生産調整,米政策改革
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2121.html