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書誌情報

論題:次期CAP改革の展望-2004年・2007年加盟国の最終的な統合へ向けた直接支払いの見直し-

09.10.01[ 更新10.09.01 ]

タイトル
次期CAP改革の展望-2004年・2007年加盟国の最終的な統合へ向けた直接支払いの見直し-
要旨

EUの共通農業政策(CAP)の次期改革は予算の見直しを伴う大きなものとなる。その大きな課題は04年・07年新規加盟国のCAPへの最終的な統合、とくに直接支払いの格差是正である。
 しかしCAP財政の拡大はむしろ縮小が見込まれるため、格差是正は既往加盟国の直接支払い水準引下げにつながる。一方で既往加盟国のEU財政への純拠出は、新規加盟国の所得水準が低いために増大している。同質性の低下した拡大EUに見合う制度の確立が焦点の一つとなろう。国別農業政策への回帰を防ぐ方策は、農村振興政策への財源移転による受益国の負担拡大や、各国内における直接支払い再配分などが考えられる。
 また、バイオ燃料政策や、欧州議会の共同決定権限拡大など非農業部門からの影響が高まるであろう。
 域内需給や対外通商交渉は,次期改革の主な要因とはなりそうにない。酪農については牛乳割当ての廃止を円滑にするための対応が必要となろう。直接支払いについては過去実績に基づく受給権の見直しや、多面的機能との関係強化を図る動きがある。
 欧州委員会は2010年の夏ないし秋にCAP改革の選択肢を公表し,2011年半ばに法案と財政枠組みを提案する。
<地域:欧州(ヨーロッパ)>

刊行年月日
2009年10月01日
著者/
研究者紹介
平澤   明彦 (ヒラサワ アキヒコ) 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 リサーチ&ソリューション第1部   理事研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2009年10月号 第62巻 第10号 通巻764号  18 ~ 30ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2009/10/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):海外農業
キーワード
共通農業政策,次期CAP改革,新規加盟国,財政,直接支払いの格差,受益国の負担
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n0910re2.pdf  100.3KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2139.html